ちゅ、多様性
多様性とは
「みんな違う」というだけでなく、
ある集団のなかで
年齢、性別、人種、経験、趣味嗜好、
それに伴う価値観など、
いろんな人間が存在している状態において、
それを個性として認め
「みんな違ってみんないい」
という考え方。
多様性には3種類ある。
・内的側面/Internal diversity
個々人が生まれながらにもともと持っている個性のこと。
基本的に、自分ではコントロールをすることが出来ず、不変的なもの。
・外的側面/External diversity
内的側面と比較し、他人や周囲の環境に影響されて変化するもの。
また、時間の経過とともに変わることも特徴。
・組織的側面/Organizational diversity
組織の中で割り当てられた違いで、その組織の特性に関するもの。
社会の中には学校や会社、クルーなどさまざまな組織が存在しますが、
どの組織に属しているにしても、私たち一人一人がその組織を構成している一員です。
LGBTQとか人種差別とかが
問題視されているけど、
それは置いておいて、
自分の生活レベルで考えてみると、
多様性の中の
【組織的側面/Organizational diversity】
というものが
そもそもの差別を生む要因だと思う。
例えば、社長に対してタメ語で話す人はいない。
友達にはカンチョーするけど、
電車に乗ってるOLにカンチョーするやつはいない。
人間として、社会で生きているから。
多様性を主張するのであれば
親にも友達にも社長にも知らない人にも
同列に接することができるはずだ。
だが、できる人はなかなか居ないであろう。
この理屈で言うと、
多様性とは人間としてとても不自由なことだ。
なぜならば、人間は、集団の中で生きるために
社会的な概念を認知して生きていく力が
本能にインプットされているからだ。
自分の価値観を受け入れ、
他者のどんな価値観も受け入れ、
どんな個性も尊重する。
それは生き物として、人間として、
不自然なことになるのだ。
だが、宇宙から見て、
ここまで不自然な生き方をしている人間が、
不自然なことをすることによって、
喜ぶ人がいるのであれば
そのような事をするべきだし、
したいとおもう。
人間として生まれたんだし。
2023.5.23